来校ゲスト帖
6/8(日) 声優:朴璐美さんゲストトークショー
6月8日(日)夏のオープンキャンパスにて、「鋼の錬金術師」エドワード・エルリック役、「進撃の巨人」 ハンジ・ゾエ役、そして最近では、「キルラキル」 鬼龍院羅暁役でおなじみの声優、朴璐美さんをお招きしてトークショーが開催されました。
全てのトークは来校者の胸に残ったことと思いますが、その一部を掲載します。
朴さん、今回は本当に有り難うございました。
Q:『アニメのアテレコ』と『外画の吹き替え』の違いを教えて下さい。
アニメーションの場合は、台詞の余白(間)を利用して、ワンフレ早めたり遅めたりすることによって遊ぶ事が出来る、つまり表現を工夫する余地があるんですね。
台詞、すなわちお芝居ってほとんど『間』、『テンポ』でもっていくものなんですが、このちょっとした隙間に『芝居のしどころ』があったりするんです。
決められた尺の中でどうもっていくのかは、役者側にも選ぶだけの幅があるんです。
一方、外画の方は相手の俳優の方の呼吸のスピードや、感情のコントロール方法が当てる方の私達とは違うので、相手の俳優にあわせないといけないところが難しい部分です。
同じ台詞でも何処で切るか、何処で息をするかによって、聞き手の感じ方は変わりますが、
それを相手の俳優のスピードや間に合わせていくのが外画になります。
でも逆に、その呼吸がぴったりあったりすると、凄く気持ちいいものなんですよ。
注)外画の吹き替えの場合、アニメーションと違ってヘッドホンからオリジナル音声(俳優の声も含めて)が入ってきます。当日の朴さんの話によると、ベテランの声優の方になると、その音声を聞きながら、台本だけを見て(画面を見ないで)、ぴったりあわせることが出来るそうです。絵に合わせるのではなく、演技にシンクロするのが声優の真骨頂。でも、凄いですね。
最後に、参加者全員と記念撮影をし、この日のゲストトークショーは終了しました。集合写真はポストカードにして参加者全員にプレゼントします。楽しみにしていてくださいね!朴璐美さん、お忙しい中、ありがとうございました。
なお、当日の午前中は恒例の在校生向け特別授業!
いつか現場で出会う後輩達に大先輩の朴さんから熱いメッセージを頂き、声優や演技について多くを学ぶことができました。
今後も定期的にゲストDAYを開催しますので、
是非来校して体感してください。